戻る
修学旅行の思い出は、長い年月を経ても思い出が色あせずに蘇るものではないでしょうか。
その懐かしい修学旅行の思い出の地を、53年ぶりに旅した6人の同窓生がいます。
大橋(安井)清子さん、
小寺(河内)百合子さん、
村上(村上)美弥子さん、
大槻(高槻)定子さん、
今西(森田)玲子さん、
中居(山内)篤子さん、
がこの旅を実行したのは、
2006年の秋でした。
6人は小学時代からの仲良しもいる、
柏原高校で共に学んだ7回期生です。
今回風景はすっかり変わってしまったけれど、
大仏様だけは昔と同じ柔和な笑みをたたえて
迎えてくれました。
鎌倉から東京に着き一泊、
宿の記憶は定かではありません。
今回の旅は東京在住の中居さんのお宅を拠点
にして回りました。初日は東京駅で再会し、
まずはちょっと贅沢に銀座「久兵衛」で
お食事タイム。その後あいにくの雨でしたが、
スカイバスで都内巡り、国会議事堂や
皇居二重橋等をまわりました。
屋根のない二階建てバスでしたが、
配付されたフード付きレインコートを着て
大はしゃぎで楽しみました。
翌日女子生徒は日光へ、この日修学旅行で最も良く覚えているという思い出のハイライト、
なんと日光へ向かう女子生徒の乗った列車と、日光から帰ってくる男子生徒の列車が途中で
すれ違ったのです。それはもうみんな窓から手を振って大騒ぎ!でした。
青春まっただ中!って感じですね。
中居さんが日光について覚えているのは、「紅葉の美しさ。その鮮やかな色彩に息をのんだ
記憶があります」とのこと。修学旅行ではたしか中禅寺湖畔の宿でした。
今回は紅葉には少し早い季節でした。
若い時何気なく登れた東照宮の階段は、途中立ち止まったりして
年月を感じ思わず苦笑も出ます。中禅寺湖金谷ホテルで
当ホテルの有名なカレーのランチをとりました。
村上さんは後日「53年も経つと、流石に当時の記憶は定かではなくなっていましたが、
それでも乏しい記憶を手繰ってみると「ああ、こんなシーンもあったなあ」と懐かしさが
込み上げてきて、遠足に来ていた中高生の中にかつての自分の姿を探していたりして・・・」
と写真に添えて手紙をしたためてくれました。
53年ぶりの修学旅行路を訪ねた今回の旅は企画から実行まで10年近くの歳月がありました。
柏原高校卒業以来、音信はあったものの、進学、就職、結婚、子育て、両親の介護、夫との死別など
生活に追われ、それぞれ別々の道を歩いてきて、ようやくみんなの足並みが揃いました。
会えばたちまち昔の女学生、キヨ、ユリ、ミミ、タカツキ、オタマ、トッコに戻れる気楽さ、
皆それぞれに苦労を重ねてきて今日があることを噛み締めた旅でもありました。
(左から)中井さん、大橋さん、大槻さん、村上さん、今西さん、小寺さん
皆様の修学旅行の思い出の地はどこですか?