上 高子さん主宰 「アジアの新しい風」2009年 新春交流会が開かれました。

 上高子さん(15回生・東京支部副支部長 )がNPO(特別非営利活動法人)として2003年に設立、理事・事務局長として活動さ れている「アジアの新しい風」の今年最初 の交流会が開かれました。
 1月25日 広尾のJICA(国際協力機構) 地球広場で、会員と留学生など50名が集 い、ゲストの清華大学日本語科教授や中国 ・ベトナム留学生を囲んでの有意義で楽しい交流の3時間でした。
 この会については、支部ホームページ「会員のHPへリンク」等でご存知の方も多いと思います。同期の谷口浩章さん(15回・ 支部副支部長)も監事として参画されている他、多くの同窓の皆さんも会員として活 動し、当日も足立和己さん(旧中45回)ご夫妻ほか故郷からの参加もありました。
 会の趣旨は、アジアの一員である日本として、近隣他国との相互理解を深める一助になるための草の根的な社会貢献活動です。アジアの大学で日本語を学ぶ学生たちへの具体的な学習支援と日本文化への理解を進めるための活動です。そのために会員は、これらの学生と「Iメイト」としてメールによる交信や、現地訪問 、更に会としての日本語教師の派遣・イベントなど多彩な交流を行っていますが、自分自身にとっても異文化を学ぶ自己啓発の貴重な場にもなっています。
 当日は、留学生が日本をどう見ているか ・・「日本人は皆さんに排他的な印象を与えていないか?」など日本観をテーマにしたグループディスカッションも行われましたが、私のグループでは、ある会員から 「日本でも地域性があり、海から遠い山国ほど排他性があるのでは・・・」との意見 が・・・。{上さんは、山奥の丹波出身ですが}の私の説明で、留学生さん曰く {大いなる例外もあるのですね}に一同大笑い。結論として、国や地域に意識の差があっても「お互いのコミュニケーション・ ・・この会のような交流の高まりが解決す る」ということでまとまりました。
 経済を中心とする世界的な不協和音の中、大きな視点で地道に活動するこの会へ、 同窓の皆さんのより多くのご賛同が寄せられることを期待したいと思います。(高見 記)

日本社会は閉鎖的かについて
グループディスカッションをする会員の皆さんたち
*写真中央が上さん