猛暑に加えて、新型コロナの変異株が広がり、厄介な夏を迎えております。柏陵同窓会東京支部の総会は今年も中止となり、みなさまとお会いすることもできません。いかがお過ごしでしょうか。
すでに予告をしておりました第3回柏陵東京ふるさとセミナーのご案内です。
第3回目は「チバニアンとは何か?〜その発見の歴史と意義〜」と題し、千葉県立中央博物館の奥田昌明・主任上席研究員(柏原高校1988年卒業)にご講演をしていただきます。「チバニアン」は2020年1月に地球の地質時代の名称として日本で初めて国際的に採用されました。千葉県市原市の養老渓谷で見つかった地層で77万4000年前から12万9000年前までの地層です。この地層では地球の地磁気が最後に逆転した痕跡も見つかり、地質学の世界では大発見でした。その発見に大いに貢献されたのが奥田さんです。
普段生活している限りでは「チバニアン」の発見は私たちにどんな影響があるのかさっぱり分かりませんが、奥田さんにその発見の歴史、経緯と社会的意義をわかりやすくお話ししていただきます。きっと私たちの知的好奇心を掻き立ててくださると思います。
講演は下記の通り、9月11日(日)午前10時〜11時30分にzoomを使ったオンライン方式で開催します。参加希望の方はこのメール(柏陵同窓会事務局宛メールアドレス、tokyo@hakuryo.org)にご返信ください。定員は先着100名で、申し込み締め切りは9月4日です。奮ってご参加ください。
記
タイトル:「チバニアン」とは何か?〜その発見の歴史と意義〜
講師 :奥田昌明・千葉県立中央博物館主任上席研究員
日時 :9月11日(日)午前10時〜11時30分
参加申し込み:9月4日までにメールで「tokyo@hakuryo.org」までお申し込みください。
【奥田昌明さんの略歴】柏原高校を1988年に卒業し、京都大学理学部に入学。大学院に進み、化石に含まれる花粉の研究で1998年に博士号取得。その後、千葉県立中央博物館に入り、化石花粉の研究を続けられました。「チバニアン」の発見では地層から見つかった花粉が決定的な役割を演じました。専門は第四紀地質学(花粉)・古環境学。
柏陵同窓会東京支部事務局